卵殻膜(らんかくまく)とは、卵の殻と白身の間にある薄い皮を指します。
卵殻膜を使うと、肌を若返らせるという評判を聞いて、私も確認してみましたのでご紹介します。
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卵殻膜の効能
昔は卵殻膜を創傷(擦り傷・切り傷)の治癒にもちいていてた、という話があります。
なんでもお相撲さんが擦り傷ができたときに、卵の薄皮を貼り付けて治していたというもの。
確かに昔の日本では、「傷は唾を付けておけば治る」などと言われていただけあり、自然治癒に近い形で治していた可能性はあります。
しかし、近年は実際に、「卵殻膜には線維芽細胞を活性化させる働きがある」ということが、研究によって証明されています。
卵の薄皮の取り方
では、さっそく卵の薄皮を取り出してみましょう。
まず、卵の殻と薄皮は少し乾燥させます。
この際、乾燥しすぎると剥がしにくいので、少し水で湿らせると剥がしやすくなります。
ここで注意点があります。
卵には様々な雑菌がついていることがあります。
冷蔵庫に入っていても安心できるとは限らず、冷蔵庫内が特に好きで繁殖している菌もいます。
そのため、卵の薄皮を剥がして冷蔵庫などで貯めておくと、その間に雑菌が繁殖してしまう可能性があります。
卵殻膜を剥がしたら、すぐに使ってしまいましょう。
冷蔵庫保管もしない。
卵殻膜を食べると美肌になるの?
しかし、卵の薄皮である「卵殻膜」を直接食べても、実は肌への影響はありません。
なぜなら、卵殻膜自体は消化吸収されないからです。
味がするわけでもない卵殻膜を、頑張って食べたとしても、そのまま体外へと出てしまうので意味が無いんですね。
卵殻膜を溶かしてみたらどうだろう
卵殻膜を食べても消化しないのなら、溶かしてみてはどうか?とグツグツ煮てみたのですが、正直言ってガス代のムダでした。
そもそも、タンパク質は加熱されると固まります。透明な卵白が白く固まってゆで卵になるように。
固まっている卵殻膜をさらに茹でても意味がありませんでした。
そこで、すり鉢ですって粉末にすれば、水に溶けるんじゃないか?と思いました。
卵殻膜の粉末は水に一応は溶けるのですが、卵殻膜を乾燥させてすってパウダーを作るという手間ひまを考えると、あまり効率的ではない気がしました。
実際、サラサラの粉末にすることはできず、あらかたは水に浮くか沈殿していました。
もちろん、あらかじめ吸収されるように加工されたサプリメントやドリンクなどを食べれば、卵殻膜の効果は期待できるようです。
卵の薄皮を加工した「加水分解卵殻膜」エキスが線維芽細胞にアプローチする
卵を研究しているプロ、マヨネーズでおなじみキユーピーでは、粉末にした卵殻膜パウダーを原材料として販売しています。
このことから、最新技術で吸収されるように加工した卵殻膜パウダーを摂取すれば、卵殻膜の効果が期待できると思われます。
こうして加工されたのが、「加水分解卵殻膜」です。
卵殻膜をもちいたコスメやドリンク・サプリメントには、この加水分解卵殻膜が使われています。
卵殻膜を配合したドリンクなら、アルマード社の三型ビューティドリンクがあります。
ビン底に沈殿している卵殻膜まで残さず飲んで、若々しい肌を保ちましょう。
多少酸味がありますが、マスカット味でスッキリとしていて美味しいですよ。
卵殻膜を顔に貼って卵殻膜パックするとどうなる
すりつぶすのは諦め、卵殻膜をパックにして、自作の卵殻膜パックをしてみることにしました。
卵1個分の卵殻膜は少量なので、小鼻に貼り付けてみました。
卵殻膜をパックにする場合は、殻の内側の白身側を肌につけるようにしましょう。
そのまま5分ほどおいて、卵殻膜が乾き切る前にはがします。
卵殻膜が完全に乾いてしまうと、剥がす際に痛みが出たり産毛が抜けたりするので注意しましょう。
卵殻膜パックを剥がしたら化粧水やクリームで通常のケアをすれば、完了です。
実際に自作の卵殻膜パックをした結果、若干つるつるとした印象でした。
卵を食べる時、料理している間、ほんの少し小鼻に貼っておくのは案外簡単かもしれません。
白身側を貼る自作の卵殻膜パックはしないようにしましょう。
また、自作の卵殻膜パックは自己責任でお願いいたします。効果を保証するものではありません。
卵殻膜化粧品ならドラッグストアでも手に入る?
手間ひまかけて卵殻膜化粧品を自作するのも良いのですが、手っ取り早く手に入れるには、やはり市販の卵殻膜化粧品を購入したほうが簡単です。
卵殻膜を使った化粧品はドラッグストアでも多少の取り扱いがあります。
なぜ多少かと言うと商品価格が高いので、万引きや在庫などのデメリットを考慮するとあまり店頭に置けないんです。
※ドラッグストアのネット通販なら取り扱いがある店舗もあるようです。
安い商品は卵殻膜の濃度が薄く、効果を実感できるかどうかは微妙です。
卵殻膜エキスの濃度を重視!卵殻膜美容液おすすめ2点
市販の卵殻膜化粧品では効果を実感できなかったら、卵殻膜を開発したアルマード社の卵殻膜美容液(チェルラーブリリオ)や、卵殻膜美容液売り上げナンバーワンを誇る美容液(ビューティーオープナー)などを試してみてください。
加水分解卵殻膜エキスの濃度は95%と高配合ですので、きっと肌の若返りの手助けになると思います。
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